心が壊れて、無職になった。56歳から立て直した話
この記事にたどり着いた方は恐らくThreadsから来てくれたと思います。
ありがとうございます。
こちらの記事では56歳で夢のある転職に成功したけど、転職先がブラック過ぎてメンタルを病んでしまって、無職になってしまったおいさんの立て直し方にについて説明をしたいと思います。
ちょっと長くなるかも知れないけど最後まで読んで貰えると嬉しいです。
56歳で、メンタルが壊れて無職になった
56歳で、メンタルを病んで無職になりました。
ある日突然、何かが起きたわけではありません。
少しずつ、確実に削られていった結果です。
責任は増えるのに裁量はない。
現場は荒れていて、ハラスメント気質の人間関係。
「自分が踏ん張らなきゃ」と思い続けるうちに、眠れなくなり、感情の起伏もおかしくなっていきました。
それでも会社には行っていました。
行けているうちは「まだ大丈夫」と思い込んでいたんです。
でも、ある時ふと気づきました。
仕事のことを考えるだけで、体が固まる。
頭が回らない。判断ができない。
これはもう、気合や根性の話じゃない。
辞める決断をした瞬間、正直ホッとしました。
同時に、肩書きも収入も予定も、一気になくなった現実が押し寄せてきた。
56歳、無職。
ここからどう生き直すのか。
その問いだけが、目の前に残りました。
仕事を失って分かった「本当の不安」
無職になって、最初に襲ってきたのは「不安」でした。
収入がない。先が見えない。年齢は56歳。
世間的に見れば、かなり厳しい状況だと思います。
でも、時間が経つにつれて気づいたことがあります。
不安の正体は、お金そのものではありませんでした。
本当に怖かったのは、
**「自分が何者なのか分からなくなったこと」**です。
会社にいた頃は、役職や肩書きがありました。
やるべき仕事も、評価の基準も用意されていた。
それが一気になくなると、
「自分には何が残っているんだろう?」
という問いだけが頭の中を回り続けます。
求人を見ても、条件以前に心が反応しない。
応募する気力も湧かない。
それは怠けているからでも、甘えているからでもなく、
判断するための軸を失っていただけでした。
このままではいけない。
でも、焦って動くほど余計に壊れそうになる。
だから一度、立ち止まることにしました。
人生を立て直すために、
順番を間違えないようにしようと思ったんです。
人生を立て直すために、まずやったこと
人生を立て直そうと思ったとき、
最初に頭に浮かんだのは「仕事を探さなきゃ」という考えでした。
でも、実際にはその気力すら残っていなかった。
求人を見ても心が動かない。
応募ボタンを前にして、手が止まる。
この状態で無理に動いても、同じことを繰り返すだけだと感じました。
だから、順番を変えることにしました。
仕事を探す前に、自分を知り直すことから始めたんです。
これまで何をしてきたのか。
どんな役割を担ってきたのか。
何が得意で、何が苦しかったのか。
紙に書き出しながら、静かに整理していきました。
すると、不思議なことが起きました。
状況は何も変わっていないのに、
頭の中だけが少しずつ落ち着いてきたんです。
焦りの正体は「動いていないこと」ではなく、
自分の現在地が分からないことだった。
それに気づけただけでも、前に進む準備が整った気がしました。
ここから先は、
思っていたよりもずっと現実的な話になります。
自分診断で突きつけられた現実
自分を整理し直そうと思って取り組んだ中で、
一番こたえたのが「自分診断」でした。
正直、最初は軽い気持ちです。
今の自分がどんな立ち位置なのか、
客観的に見てみたい。
それくらいの感覚でした。
でも、結果を見てハッとしました。
そこに書かれていたのは、
「思っていた自分」と「今の自分」のズレでした。
できると思っていたことが、
市場ではそれほど評価されていなかったり。
逆に、大したことないと思っていた経験が、
意外と価値として見られていたり。
一番ショックだったのは、
能力の高い・低いではなく、
「使い方次第で評価は大きく変わる」
という現実でした。
これまでの自分は、
与えられた役割の中で必死に走ってきただけ。
自分をどう見せるか、
どう扱うかを考えたことが、ほとんどなかった。
突きつけられたのは、
年齢の壁でも、才能の限界でもなく、
自分を知らないまま生きてきた事実でした。
腑に落ちたのは『能力』じゃなかった
自分診断の結果を見て、
最初は正直、少し落ち込みました。
「思ったほど評価されていない部分」が目に入ったからです。
でも、しばらく眺めているうちに、
だんだん違う感覚が湧いてきました。
問題は、能力の有無じゃない。
足りない・衰えた、という話でもない。
腑に落ちたのは、
**自分の能力を“どう扱ってきたか”**でした。
これまでの自分は、
会社や現場に合わせて役割を演じてきただけ。
求められたことを、求められた形でこなす。
それが当たり前だと思っていました。
でも、診断結果を通して見えてきたのは、
経験やスキルは「素材」でしかない、という事実です。
料理次第で価値が変わるのに、
ずっと同じ調理法しか使ってこなかった。
「自分は何ができるか」ではなく、
「どう使えば活きるのか」。
視点がそこに切り替わった瞬間、
これまで感じていた重たい不安が、少しだけ軽くなりました。
もう一度、やり直せる。
そう思えたのは、能力に希望を見たからじゃありません。
向き合い方を変えればいいと分かったからでした。
自分を知ったら、焦らなくなった
自分診断を通して、自分の現在地が少し見えたことで、
不思議と焦りが弱まりました。
状況が好転したわけではありません。
無職であることも、年齢が56歳であることも変わらない。
それでも、「今すぐ何かを決めなきゃ」という
追い立てられる感覚が薄れていったんです。
これまでは、
周りと比べて遅れている気がしていました。
働いている人、次を決めている人、
ちゃんと前に進んでいるように見える人たち。
その中で、自分だけが立ち止まっているように感じていた。
でも、自分を知り直して分かったのは、
立ち止まる時間も、ちゃんと意味があるということでした。
今は走る時期じゃない。
整える時期なんだ、と。
焦りは、行動していないから生まれるんじゃない。
自分の位置が分からないときに生まれる。
そう気づけたことで、
「急がなくていい」という許可を、
自分に出せた気がしました。
無職でも、選択肢は作れる
無職になると、「何も選べない状態」になった気がします。
収入がない。肩書きもない。
だから次は一択で、早く仕事を決めなきゃいけない。
そんな思い込みに縛られていました。
でも実際は、逆でした。
選択肢がないのではなく、
選択肢を見ようとしていなかっただけだったんです。
自分の現在地が分かると、
「今すぐ決めなくていいこと」と
「今から準備できること」が分かれてきました。
無理に応募しなくてもいい。
でも、何もしないわけでもない。
情報を集める。
自分の立ち位置を知る。
声がかかる可能性を残しておく。
それだけで、未来は一本じゃなくなる。
無職=詰み、ではありません。
立て直す時間を手に入れた状態だと、
今ならそう思えます。
人生を立て直す途中にいる人へ
もし今、立ち止まっている感覚があるなら、
それは失敗でも、遅れでもないと思います。
心や体がついてこなくなったとき、
無理に前へ進もうとすると、
同じ場所で何度もつまずくことになります。
一度止まるのは、逃げではありません。
56歳で無職になって、
正直「終わったな」と思った瞬間もありました。
でも今は、あの時間がなかったら、
自分を見直すことも、立て直すこともできなかったと感じています。
人生を立て直すのに、
派手な決断はいりません。
まずは、自分の現在地を知ること。
それだけで、選択肢は少しずつ増えていきます。
今は途中でいい。
答えが出ていなくてもいい。
立て直している最中だと、
胸を張って言っていいと思います。
自分を知るために使ったもの
自分を整理し直す中で、
「感覚」や「思い込み」だけで考えるのは限界だと感じました。
一度、外からの視点で見てみたかったんです。
そこで使ったのが、**ミイダス**でした。
正直に言うと、
最初は転職するつもりで使ったわけではありません。
今の自分が、
どんな強みを持っていて、
どこが評価されやすいのか。
それを客観的に知りたかっただけです。
やったことはシンプルで、
経歴や実績を入力して、診断を受けるだけ。
それでも、自分では気づいていなかった見方や、
「こういう使い方もあるのか」という発見がありました。
無理に応募しなくていい。
今すぐ答えを出さなくていい。
それでも、自分の立ち位置は分かる。
それが当時の自分には、ちょうどよかった。
もし今、
辞めるか・続けるか・次に進むかで迷っているなら、
いきなり決断する必要はありません。
まずは「今の自分を知る」だけでも、
気持ちはずいぶん変わると思います。
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